monologue : Days.

Days - Log // 2004-06

2004-06-03 Thur.

ゲームの誘惑にどうやったら勝てますか。

2004-06-05 Sat.

成り行きで "TROY" 観た。"DAWN OF THE DEAD" が R15 でこっちが肩書きないのはどうしてだろう。怪物に襲われるのと人間同士が殺し合うのと映像的に大差ないように思えるのに。

っていうか Diane Kruger 可愛すぎ。あれは戦争も起こる。

2004-06-06 Sun.

タイミングの問題というか、うまくいかないことが多くて。

2004-06-08 Tue.

歳を取ったら毎日和服で過ごしたい。和服でコーヒーを飲みたい。

2004-06-09 Wed. 嘘日記 「期待外れ」

「僕は、君を助けない」

散々悩んだ末に意を決して発した言葉は思いのほか平凡だったようで、彼のカップを持つ手は震えなどしなかったし、表情にはさっきと違う色など見えはしなかった。

「どんな危ない状況になっても君を助けはしない。巻き込まれるのはごめんだし、君を助けても利益がないんなら、僕は些細な労力も割かないと思う」
「それでいいよ」

落ち着き払った一言に、僕が狼狽する。

「それでいい」

もう一度言うと、また静かにコーヒーを飲む彼。

「どんな危なくなっても、例えばその後の君自身の人生がどうにかなるような問題に発展しても、僕は助けはしないよ。一晩ぐっすり寝たらそんな問題があったことすら忘れると思う。君に助けを求められても指一本動かさないかも知れない。助けを呼んでくれと頼まれても、誰にも伝えず放っておくかも知れない」

並べ立てた言葉はどれも僕自身を幻滅させたけれど、彼にとっては大したことでもないようだった。

「わかってる。それでいい」
「……わかってないよ。つまり僕は、君のことを少しも」
「思いやってくれてるさ」

初めて彼がカップから手を離す。

「口だけ "いつでも頼ってくれ" な連中よりよっぽど僕を気遣ってくれてるだろう? 君に期待することはなくなっても、君に絶望することもなくなるさ」

2004-06-12 Sat.

足りないのは時間か気力か。

2004-06-13 Sun.

休日の大衆食堂の酷さといったら。

2004-06-14 Mon.

ウェブメール以外使えない状況にあることに気が付いた。

2004-06-15 Tue.

店に入って席に着いて注文して、十五分くらい後に「ピラフはまだ持ってきてなかったでしょうか」とか聞かれた。結局その後十分くらい待った。適当なところで食事なんてするものじゃない、っていうような話。

2004-06-16 Wed.

大切なものは無くして初めて気が付く。利き手を虫に刺されて字が書けない。

2004-06-17 Thur. 狂言

「きっとそれは、とてもゆっくりだったから誰も気付かなかったんだろう。本当は誰もが生きる喜びじゃなくて、緩慢な死の迫り来ることから逃げたくて笑っていたんだ」
「誰が何に絶望したところで、君の傷が癒えるわけでもないだろう?」

「針のないホッチキスを手のひらにあてがって、いつも書類を綴じるように使うんだ。それをビデオにでも撮って両親に見せてみなよ。君の見たいものの半分がそこにある」
「残りの半分は?」
「十年か二十年かもう少しか、それくらいになったら今度は自分の子供に同じことをさせるんだね。残りの半分に気付いたら穏やかに最期を迎えられるさ」

" Life "

2004-06-18 Fri.

同情が何かを生むとは全く思わないし、同情を誘いたいのではないだろうことも理解はできるけれど、それでも、それは公表するべきじゃない、と思うことがある。インターネットという媒体は思うほど扱い易いものではない。

2004-06-19 Sat.

文章を書くのが怖くなることがある。大抵は取り越し苦労のようなものだろうけれど。

2004-06-21 Mon.

台風のおかげで、一時間半ほどで実習終了。

2004-06-22 Tue.

「君が思うほど、周りは君のことを気にかけてはいないよ」
「…………」
「でもな、眉毛くらい毎日描けよ」

実習帰りの電車でこんな会話を妄想したりした。疲れている。

2004-06-24 Thur.

素で二週間前に聞いた連絡事項をすっぱり忘れていた。

2004-06-25 Fri.

久しぶりに喫茶店でコーヒーを飲んだ。

2004-06-26 Sat.

本当は何が一番欲しいんだろう。

2004-06-27 Sun. 狂言

「僕だって君だって大した違いはない。書き手のお気に入りだとか、読み手の心を揺さぶるだとか、そういったことは一切意味を持たない。僕らは、何かを証言するか、ただ象徴するためだけに生きている。そのために生きて、その後どうなるかは誰も知らない。ひっそり消えるのかも知れないし、舞台を降りる役者のように、ある者は別の舞台へ向かうのかも知れない。もう一度言おう。僕らはそれだけの存在だ。書き手や読み手に愛されているかどうか、そんなことは僕らの存在意義に対して全く無意味だ」
「あなたもその言葉のためだけに生み出された存在。それは私だって変わらない。予定された全ての言葉を吐き出し終えたそのとき、誰が私たちのその後を気にかけてくれるでしょう」

(舞台、暗転。かすれるような溜め息。)

" Needless to Say "

2004-06-29 Tue.

最近ろくな夢を見ない。

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