monologue : Days.

Days - Log // 2006-11

2006-11-01 Wed.

僕があまり現実的な弱音を吐かないのは、つまりもっと根源的というか人間やめたいとかいう願望でなく実現可能な努力目標だったり解決可能なトラブルについてだったり、そういうことについて他人に話すのをあまり好まないのは、ということについて何かしら書こうと思ったけれどここまで書いて満足した。

2006-11-04 Sat.

よい夫婦、よい結婚式(の二次会)。

2006-11-09 Thur.

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2006-11-10 Fri.

2006-11-14 Tue.

午後十一時、居酒屋の前を自転車で通り過ぎる。店から一組の男女が出てくる。女は泣いている。もう帰って、とつぶやくように言うのが聞こえた。男、困惑した表情。僕は、一度通り過ぎた場所へ、何か思い出す振りをして引き返す。男はタクシーを捕まえて、それに乗り込むところだった。女はそれを見送らずに、涙を拭きながら歩いていた。今夜は寒いな、と、思った。

2006-11-17 Fri.

同僚から結婚の報せを受けて、式場へ。別段どうだということはないはずなのに、娘を送り出す父親の気持ちたるやいかに、と胸に秘めたり秘めなかったり、あるいは初恋の女性が結婚するときの心情たるやいかに、と焦がれたり焦がれなかったり。上手く表すことが難しい複雑な感情で式場へ着く。新婦の横にいた新郎は、僕が最も毛嫌いしていた男で、よくも抜け抜けとこのやろう、と思ったところで目が覚めた。

2006-11-19 Sun.

好きな映画のひとつも観られないくらいに追い立てられて、何のために生計を立てるようなことをしているのか。積極的にも自発的にもなれないのだとしたら、ただ追い詰められるだけなのか。よく、わからない。

彼女らの代わり身の速さに心底辟易する。信念も信条も価値観も誇りも全部、まとめて投げ捨てたら幸せに生きられるだろうか。まだ、よくわからない。

2006-11-22 Wed.

眠るべきときに眠られず、起きるべきときに起きられず。

2006-11-23 Thur.

古い知り合いが、妥協の末に進学して通っていた大学院へ退学届けを出したらしい。その選択が正解かどうか、はともかく、自分自身の人生をコントロールしているのだという、羨望。まるで自分が、自分以外の誰かのために今在るような、嫌な感覚。その選択が正解かどうか、は、ともかく。

2006-11-26 Sun.

命の洗濯。ウォッシュアウト。

Feel free to take it, own it, after your giving. It's your order. ということで伝わるだろうか。言いたいことはたくさんある。もう、無条件に誰かを許容したり無条件に誰かから許容されたり、といったことは、本当に誰のためにもならないかも知れないと考え始めていて、それにはもちろん僕も相手も含まれていて、ということで伝わるだろうか。

2006-11-29 Wed.

数年後、について、具体的な見識を持つ程度には成長した、と言えるかも知れない。ただ、そこにはやはり自主性や自立性といったものが著しく欠乏してはいるけれど。

2006-11-30 Thur.

話が長いということは、大抵においてナンセンスだ。

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