monologue : Days.

Days - Log // 2007-03

2007-03-08 Thur.

熱をあげたものが全て冷えていってしまう。それを当たり前だと思うことが怖い。

2007-03-09 Fri.

くだらない用件(本当にくだらない!)を消化するために母校へ赴く。すれ違う若々しい女の子たちを横目で見やり、大曽根に住んでいた頃のことを思い出す。僕が彼女らと同じ歳の頃、あんなに瑞々しいエネルギーを持っていただろうか、どうでもいいことだけれども。結局用件は済ませられず、世話になった教授へ挨拶にも行かず(けれどきっと彼は不在だ、多忙だから)、学生の頃好きでよく通ったラーメン屋へも行かずに帰った。これが意味のないことだっていうなら、何も意味はない、こんな日々。

2007-03-13 Tue.

寒さが身を切る。アルコールは何にもならない。

悲しいと感じたことを、少しずつ悲しいと感じなくなる。少しずつ昔のことになってしまう。

2007-03-22 Thur.

本当に、反応のある場所で書き慣れてしまうことは恐ろしい。他のことがどうでも良くなってくるから。本当は何も評価に値しないことしかしていないということを、自分自身もう一度認識して歯を食いしばるべきだ。誰も彼も何も見えない方へひたすらに言葉を投げ遣っているのだということを、思い出すべきだ。

2007-03-31 Sat.

ハロー、グッバイ、グッバイ、グッバイ。さようなら、さようなら。

二年間所属した部署を異動することに。あまり良い環境でないと常々思ってはいたものの、関係は決して悪くないものだから、いわゆる感傷だって、ないことはない。

僕が無感動に見えるのは、いつも本当に無感動でいるからではないということ。感情的な触れ幅を少なくすることは浪費の抑制につながると考えているから。僕は人生をできれば幸せに過ごしたいと思っているけれど(そしてまたそれが大変に難しいこともわかってはいる)、その条件のひとつに「物事に対する余裕」というものがあると思っていて、もちろん本当の余裕がなければ見せかけの余裕なんて何にもならないのだけれど、「自分はまだ余地があるというハッタリをいつでもカマせる」という精神的な余地(実におかしな言い方だけれど)というのは意外に重要で、ということなのだけれども、長く書きすぎた。

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