While Away the Time 02
君には、僕が何色に見える?
- なにも好んでこんな生き方してるわけじゃない。
- 奪いはしないが与えもしない、見放しはしないが歩み寄りもしない。君の愛情表現はまるで真綿のように。
- 「能ある鷹は爪を隠す」アンタはまさしく能無しさ。
- もう届かないかい? こんなにも君を想っているのに。
- 平行線の先に何かがあることを期待してるなんて。
- そうか、そうやって君は分相応の好奇心と探究心に留まって、目前の困難から目を逸らし続けるというんだな。
- 僕は道具じゃないし、一夜限りの幻でもない。
- ジャングルジムの中も、この街も似ているけれど。
- 最上階の柵を越えて、自由を探すにはまだ君は早い。
- どこまであなたを信じていいんですか?
- 君には言えなかった、取って置きの言葉。
- どうか僕を信じないで。
- 奇跡は起こると思うかい?そうだとすれば、それは今、僕の目の前に。
- 確かに、ここに居ることに意味はないのかも知れない。だからと言って、居なくてもいいということにはならないだろう?
- 君が求めていたのは僕の部分だったと言うなら、最後まで見事に演じ続けてみせようじゃないか。余分な感情を持たない、君にとって有益な僕の部分を。
- いつまでも続くと思ってたし、そうあって欲しかった。
- 遠すぎて見えないよ。
- ああわかったわかった、君の言い分はよくわかったから。それで、僕が君を認めたら、今すぐ目の前から消えてくれるかい?
- 僕の出番なんか、なければそれにこしたことはないんだけどね。
- 花束のような人生。括られて丁寧に装飾されて、その中でも意味があるのはほんの一握り。