While Away the Time 11
指の間から、すり抜けてゆく。
- だったら、そう言えば良かったじゃないか。
- 少しずつ、錆び付いてゆくのにも気付かずに。
- 支えになりたかっただけなんだ。
- 深い哀しみに捕らわれて、逃げ出す術は何もない。
- 記録的な嘘。
- 君と僕には訪れない、当たり前の幸せ。
- 僕がどうにかなったら、君は悲しんでくれる?
- もっと早く、君に会えていたら。
- 僕には何が足りなかったんだろう?
- 今の僕の姿を見たら、君は何て言うだろうか。
- 答えは、いつもどこか遠くの方に。
- 他人を傷付けることを、言い訳にしたくはない。
- 一緒に考えよう。
- 多分悲しみなんて本当はどうでもよくて、それはそうしないと君のことを忘れてしまいそうだから。
- 今もそう思ってる?
- いつだって一人だった。きっとこれからも、ずっと。
- 逃れられない出来事は、自分のせいじゃないと思う?
- 見切りをつけたいだけ。
- もっと簡単に、そう言えていたら。
- 思い出ばかりが、キレイに輝く。