While Away the Time 26
終わった夢こそ。
- 僕が本当は何を欲しがっていたか、なんてことは、君にとってはどうでもいいことなんだろう?
- 引き返すこともない。
- 悲しまない。平気だからね。
- まだ、雨は止まずに。
- 目の前の列車を、何度も見送る。
- 欲しけりゃ全部、くれてやる。
- ちょうど僕も、それを考えていた。
- そうやって、忘れていくんだろう。
- 怠惰に生きよう。
- 君は、僕が君を傷つけたなんて言うのだろうけれど、果たして君が僕を傷つけなかったことがあるのだろうか?
- 「あんたの夢なんて見たくなかった」
- 好きだと言ったって、何も変わらないだろう。
- いつか自分が死ぬ日のことを知ったら、今より善く生きられると思う?
- どうしてのうのうと生きていられる?
- 昨日も今日も独りでいる、変わらない、それだけのこと。
- 触れた分だけ、遠く感じる。