本文中の URI は自動でリンクされます。
新作、読みました。なんともかんともな結末に、ちょっとゾッとしてしまいました。こういうのはフィクションの世界だけにして、と言うのが普通に人の感覚でしょうね。そうじゃなきゃフィクションのフィクションたる意味がなくなってしまいますものね。最近、賞に向けて書いてるんですが、イソムラさんの作品には常に刺激を受けています。お互いがんばりましょう。
世知辛いというか、事実が小節より突拍子もないような時節にこそ、フィクションには散々な世界を描き出して欲しいと思います。反面教師でもあり現実逃避でもあり。僕はすっかり遅筆になって(小噺に限らず)、数年前には何てことのなかった「続ける」ということが物凄く大きな壁になって立ちはだかっているように思います。
こういうダークなイソムラさんの側面を見ていると、じぶんのどうしようもなかった時期のことを、失礼にも思い出します。それで放っておけなくて、イソムラさんとコンタクトをとってしまうのだと思います。今、わたしは既婚者という加害者の立場にいますが、既婚者に恋愛していた未婚のころをすっかり忘れたわけではないんですよ。でも、それをこんな形で思い出すのはちょっとつらいかな。あのころの破壊的な思考は、孤独から来ていたのか、しめだされた感覚もそうなのか。あのころ読んでいたら、きっとイソムラさんにひきずりこまれていたでしょうね。
雪屋さんははっきりと書かれませんでしたが、言ってみればそれは僕の「どうしようもない側面」であるわけですね。本当はこういうどうしようもない感覚とか感情とか、人によっては思い出とか自覚とか、そういうものはこっそりなかったことにしてしまったり、誰にも言わないまま人知れぬところまで持っていくべきなのかな、と思ったりもするのですが、初期衝動でぶちまけてしまった手前(思えばそれはSame Old Storyの一番最初っから続いてるんです)、引っ込めるわけにもいかず自分にも他人にも面倒で鬱陶しいようなものを提示し続けてるのではないかな、と思っている昨今です。誰にもきっと知られたくない一面がいくつもいくつもあって、それを本当は生涯の秘密(わざわざ話すことでもない、っていうくらいの)にしてやっていくんでしょうけども、インターネットなんぞ普及しまして、偶然にもめぐり遭ってしまう機会があり、怖い映画を「怖い怖い」と目を手で覆いながら指の隙間から見てしまうような、怖いもの見たさや辛いもの思い出したさで読んでしまう、のでしょうかね。つくづく因果な、というか何というか。
彼女の件、深く考えないでメールアドレスを交換してしまえばどうでしょう。お互い、必要になったり気が向いたりしたら、メールがいきかうだろうし、そうでなかったら住所録の飾りだと思えばいいのですから。たびたびのおせっかいですみません。
まあメールアドレスは知っているのでそれはそれでいいんですが、特別用件があるわけでもないので特に連絡は取らない、ってことになりそうな気がします。あと本はお返ししました。半分くらいしか読んでなかったですが。
後ろ向きなはずなのに、暗い話しなはずなのに、どこかにイソムラさんのつぎの一歩を感じるような話しでした。大学時代の、思考実験に似た堂々巡りのやりとりはわたしにも記憶があって、そんなのを思い起こすからでしょうか。なつかしく。主人公は彼に消えてほしくないんですよね。でも、説得する機会すら暇すら与えられずに、薬を飲まされてしまう。そこがせつない。と同時に、小説があちら側にいってしまわずにこちら側にとどまっていて安心する。以上、好き勝手なこと書いてきました。読者って身勝手なものですから。
えっと、つぎの一歩というのは、創作活動における、っていう意味で。
いなくなるということを生きるとか死ぬとか単純に二分しなかった、ということは、僕にとってちょっと新しいことかも知れません。またその動機が危害を加えるだとか謀るつもりでないということも。書くときは極力読み物として引っかかりのあるような方向を目指してはいますが、結果的に出てきたものは僕の内面を何か、反映しているのかも知れません。いなくなりたがった彼がどういった辛い体験をしたのかは僕にもよくわかりませんが、ぼんやりとでも消えてしまいたいと思っている人は、昨今少なくないのではないでしょうかね。理屈でなしにそれを引き止めようとする姿が、「こちら側」のことなのでしょうか。そういった感覚で受け止めてもらえたことはとてもありがたいです。
おめでとうございます。こんなことで書き込みする資格があるのかとか多少悩んだのですが、たいした害もないだろうと思ったので、なにがどううまくいくのかよくわからかったのですが、今度こそうまくいきますように。
うまくいく、が何をさしているかわかりませんが、イソムラさんがたくましく世の中に生存しつづけますように。お誕生日だときいて、イソムラさんがこの世の中にいないよりも、いるほうが、はるかにいいと思いましたもので。
ありがとうございます。
またお邪魔してしまいました。いまだに読んでいない作品たくさんありますし。まるで主人公はわたしのようだと思いました。つい元気づけるために、果たせもしないような約束を与えてしまうという。(それを実行する彼はえらい!)うそ、大げさ、まぎらわしい広告に気をつけて、これからもわたしの感想を読んでくださいませ。それで。よかったら、気が向いたら、ブログを見に来てください。http://blog.goo.ne.jp/chise_ss/
「読んだ」といわれるたび「どんな話だったか」と自分でも再読していたりします。手直ししたいと毎回毎回思っていますが、ひとまずそのままにしてあります。手間とかそういうことが煩わしいばかりではないですけども。最近あまりインターネットでは文章を読まない習慣になってしまいましたが、また折りを見て伺わせていただきます。
すてきなお話だと思いました。反戦のメッセージがそれほど全面に出ていないのもよかったです。恋人の思いやりにジミーのやさしさに。いろいろ書かれているんですね。やさしいお話、ブラックなお話。揺れ幅が大きくてとまどってしまうんですが、ぜんぶイソムラさんのお話なんですよね?
またずいぶんとご無沙汰してしまいました。ひとまずここに置かれているショートショートは全部僕が書いたものです。その時々の心情だとか、僕自身の状況でどんな話が出来上がるかは結構振れるものだと思います。両極端なのもここしばらくは収束しているような、気がしないでもないですが。
「えりねすぱ」と名乗っておりました。プロジェクトKでも報告したように、ホームページをたたんで、ブログを作品発表の場としました。掲示板を不法占拠してしまってごめんなさい。こんどから、節度あるおつきあいを心がけていきますので、どうぞこれからもよろしくお願いします。長らく病んだ状態がつづいていましたが、ようやく復帰しつつあります。イソムラさんとは、足りないものを補いあえる関係になれるかなあと思うのですがいかがでしょう。勝手な思い込みですが。なにかさしだせるものがあればいいのですが。
すっかり自分ですら足遠くなってしまったサイトです。僕もまあ病んでるといえば病んでるし、そうでないといえばそうでないようなものなので、それなりに距離を置いて見るのが一番よいのではないかと思います。そんな感じでよろしくお願いします。
セフィロトにも危害が及ぶ、と書かれたのを覚えていますか。わたしは、あの言葉に誠意を感じました。理解者にはなれないと思いますが、それを許していただければ、つながっていたいと思うし、そうすれば、わたしにとっては、ちょっとだけいろいろなことがましに思えることでしょう。リアリティをこめないで書くのが安全なやり方だ、といったこともおっしゃっていましたっけ。それは、できませんでした。これからも書くとしたら、プライバシーを侵害しない範囲で、なにがしかの実感をこめたいと思っています、もし可能なら。いつでも、そしてこれからも、イソムラさんが起きて窓のそとをながめて、もし雪が降っていたら、それに気づけばいいような気がしています。身勝手な願いですが、世の親だって、そうやって身勝手に子を愛するものですよね?
僕にはあなたの感情を制限する権利はありませんし、そのようにしたいとも思いません。同じように、これから起こるかも知れないことをそうならないように仕向けることもできませんし、可能性があるからないからといって僕自身をどうにかしなければいけない、とも思わないのです。あなたが誰だという確証がない以上、不確かな感覚で答えられることはこれだけです。
結局のところ前に進むのが億劫、とでもいうのか。現状打破とは難しいもので。それでもみんな己やその周りのものと葛藤しているのでしょう。もちろん、私も、あなたも、そして数多の人たちが。
大概引っ込みがつかないということでよろしいでしょうか。
うん、そんなところでいいです。推し量ってください(苦笑)。