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あしたは雪が降るそうですね。読ませていただきました。情景のあざやかさが印象的でした。死に近づいた、ひんやりとする感覚がよく出ていると思いました。雨ににじんだような夜も、抑えたような雰囲気で。わたしが死を思うときはもっと、熱をおびた狂気に埋もれた感じだったかも。きっと、それぞれですね。そんなつらい思いをしていないといいな、と思いながら。きっと、こういったやりとりが、なにがしかの通過点になればよいのだと、わたしは思っているような気がします。ほんとうの出会いへの、というかつぎの一歩への、というか…。では。
雪の間、眠っていたようです。曾祖母(もしかしたら違うかも知れません、何分幼い頃の記憶なので)の葬式のとき、こういうものは静かに、ゆっくり誰かの手で送り出されるものだ、と思った記憶があります。どうも、事故や何かでなければそれは、儀式的なものでもあるのではないかと思います。ときどき不平めいたことを言うのは多分、僕がそういったときに限って文章を書くタチだから、だと思います。日記の日付が抜けている部分は、まあまあそれなりにやっているのではないかな、と。
感想というか、ふとした疑問だったのですが。ネガティブな思いを抱えているとして、憎しみを向けられたことがあるのだとして、その憎しみは自分に対して、向けられたものだったのか。あるいは、近しい他人に対するものだったのか…。などと、イソムラさんの作品を読んでいるあいだ思っていた気がします。他人のことで誰かにつよい恨みを感じるというならば、それはネガティブなだけのものではないようにも思われるかなあ、と。しばしばじぶんの痛みと他人の痛みって混同するのでしょうか…。今回の話は、直接、恨みをもつ相手、ではなくて近しいひとを傷つけられた恨みなんだなあ、と読み返してやっと気づきました。ちっぽけなじぶんの痛みにしがみついている、わたしのような人間にはちょっと想像もつかないような気もしました。
他人の痛みを自分のもののように感じられることは、幸せなことも不幸せなこともあると思います。昔の偉い人が言うには、重荷というものは抱えられる人を選んでいるのだそうですけれども。まあ何事も経験によるといいますか、そういう人もいるでしょうね、くらいで読み流していただいてもいいんじゃないかなあと思います。
縁者、というのも、ふしぎな言葉ですね。一般的には、親類縁者を指すのだろうけれど。醜く若い、と描かれていましたが、整形かなにかするまでは、とってもきれいだったのかもしれませんね。
あ、「ひどく若い」です。漢字になってますね。修正しておきます。
ちょっと色々とテスト。
変わらずテスト。テスト。
どんなもんですかね。
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カフェの写真、すてきですね。ほんとにイソムラさんて、こういうおしゃれな感じが似合うのですね。わたしの友人が、別れる間際に、「救いを求めていた」と言っていたのを思い出しました。そのときは(今でもかなり)自分のことで手一杯だったのですが、自分なりにあれから、意味を考えてきました。ストーリーに何がしかの救いのある結末を与えたがるのは、きっと彼女の影響もあると思います。彼女とは、縁がなくなってしまったので、せめて、今、近くにいるひとにお返ししたい気持ちでいます。ふつうの人にできないことが、できるのならば、(小説を書くことだってそうですよね?)逆に、あたりまえのことに困難を感じるのは仕方のないことですよ。などと、このごろは自分に言い聞かせているのですが。(そういうこととは、少しちがうのでしょうか)お釈迦さまもケチですね。一本と言わず、糸を垂らせばいいのに。
うちの近辺にああいったカフェが多い感じです。地域。僕にとっては多分、何か物語めいたものを書くことは救いにはならないのではないかと思っています。ちょっと前の日記だったかに「何かを書くことで自分を癒せないか」と書いた気がしますが、それはつまりそれが難しいから、ということなんですけども。書くことは、何でしょうね、何か業とかそんなもののような気もします。安全装置というか。何かこう、平穏にアウトプットすることができるのは「これは作り話なんです」と前置いてからでないといけないように思います。もし何か大切なものと引き換えに書くことをどこかで僕が選んでいたとしたら、当時の自分を叱ってやりたいくらいの気分です。全力で。大概の他人はケチなもんです。
たまには、雑談に伺おうかとも思ったのですが、けっきょく、感想を書いてしまいます。プロジェクトKに提出される、イソムラさんのお題って、このごろみょうに可愛くって、あれ…さいしょのころの印象とちがうな…と思ったり。「空の青…」を読んだときから、ただネガティブなだけのひとじゃないんだろうな、とは感じていたのですが。でも、とくにイメージを統一しないで、思いつくままに、いろいろ書いていればいいのだと思います。(わたしなんかは、そうしています。怖い話を書いたり、ほのぼのした話を書いたり、けっこう落差が激しいかもしれません。いろいろなものが書けるというのも、…自分のいろいろな面を見てもらえるというのも、ショートストーリーならではの醍醐味だと思っています。)で。感想というか、読んで思ったことなのですが…。というか、常日ごろ思っていることでも、あるのですが…。不器用な人間にとっては、自分のために生きるより、他人のために生きるほうがたやすいこともあるんだなあって。とくに、ほほえんだり、物語を書いたり、だれかに言葉をかけたり、歌をうたったりすることって、他人のことをほんのちょっと気にかけるとか、他人のためにほんのちょっとなにかしてあげることが、新しい道につながることがわりと多いんじゃないかなあって。あくまで、ほんのちょっと、なんですけどね。(他人のことにのめりこむと、それはそれで泥沼かなあ、という気もします)
今回は「待ち」という題で出してみましたが、待つということはとても色々な解釈ができると思います。恋人が待ち合わせ場所に現れるのを待つとか、親の仇を復讐のために待つとか、十年に一度しか見られない天体現象を待つとか…かわいらしい、と感じるのは、えりねすぱさんが持つかわいらしさが引き出されているのではないかな、と、思ったりします。僕は基本捻じれた感じの人間ですが、捻じれているからこそ見えるものもあるのではないかとか、結果ああいう斜に構えたような登場人物が現れているのではないかとか。捻じれているので「この人は陰鬱な仕掛けが好きなんだ」と思われた頃にそれとまた逆の方向へ行こうとしたりしていますが(笑)正直なところ僕は人間関係の構築とか他愛ないコミュニケーションといったものが苦手で、僕の自己紹介を聞くより、僕の書いた文章を読む方が僕のことを理解できるのではないかと思います。加えて臆病なので、あまりこういうサイトをやっているとかこういう文章を書いているとか、知り合いには教えないようにしていますけども。
人間関係の構築が苦手、って意外ですね。イソムラさんの印象って、とても礼節をわきまえられた方、って感じなので。ごめんなさい。いろいろきかせてもらって、ちょっと揺れたのですが、PKのお題は、ここのところイソムラさんのお題が多かった気がするというのもあって、別のに投票するかもしれません。いろいろな人がここの掲示板に出入りしていますよね?わたしが、こんなに占拠していいものか、ときどき迷うのですが。これだけ、いろいろな人が来てくれるっていうのは、人間関係の構築、ではないでしょうか? なにがしかの信頼がないと、人って自分のことを話したがらないように思うし。
苦手意識を持って臆病だからこそ、ある程度冷静になれる距離をいつも取っている、というのはあると思います。満遍なく礼儀を持って接することはできますが、そこから一歩踏み込んだ関係を作るのはちょっと難しい、という。こと顔の見えないインターネットを介したやり取りでは、実際に顔を付き合わせて組み立てる信頼関係とは若干違うのではないかなと思います。ある種の距離感を保った場合の方が安心感を生み出すこともあるでしょうし、話し相手にしやすい要素がそれなりに揃っていればそれでもいいのかなと。極端な話、僕が人工知能的なものだったとして、とか(こういうことを考えて考えての延長で色々と話を書いています)(ひねくれています)。お題は、意外性のあるものにいきたいですね。ひとつの題で振れ幅の大きな群作、というのはそれこそ醍醐味であるような気がします。
読ませていただきました。ゴングショーで、グランドチャンプに輝いた作品を思い出しました。ちょっとだけ、ひとを幸せにするような力をもっていますね。
読み手によっては不快感を覚えるようなこともあるのではないかなー、と思います。「空の青と~」や「別れ話」のような、最初期のものと被ってますね。一貫しているというか成長していないというか(笑)僕が何をどうしたいのか、が、何となく読み取れる原点のようなものかも知れません。ありがとうございます。
彼女を殺さなかったんですね。どちらかが死ぬとしたら、相手であってはならないと思ったのでしょうか。すごく完成度の高い作品だと思いました。日記のほうは、のぞいているだけですのでお気になさらず。
例えば彼女を殺してしまったとしたら、主役の彼は誰にも救われなくなってしまうと思うのです。彼女が自分を忘れない(かも知れない)ことと、彼がこれ以上悩み続けないことが、彼にとってバランスのいい選択だったのではないかと、軟弱な発想で書きました。思うに、こういう文章の方がより僕を表すのではないかと思います。取捨選択された日記(形式の何かしらの文章)より、深層心理というか、何かそういう。もちろんどこに何を見出すかは読む側に委ねられるわけですけれども。
こちらに伺ったのは5年くらい前だったと記憶しています。作品に興味をそそられて、じっくり拝見させて頂きました。コメントも残さずに読み逃げで大変失礼を致しました。ごめんなさいネ。わたくし、団塊の世代ですので、老親の介護や、諸々問題を抱えておりまして、度々のお邪魔が儘ならず、かなりの月日が流れてしまいました。もう閉じられてしまったかしら?と思ながら、お気に入りから飛んで参りましたら、続けていらしたので、とっても嬉しかったですよー。どうぞ、ゆっくり長く続けて下さいね。継続は力なり とか言いますものね。今日は、御挨拶までに…。
はじめまして、ありがとうございます。若造が生意気に斜に構えたような文章を細々と連ね続けています。有終の美があるのなら心惹かれないこともないですが、ひとまず今のところは着陸地点もみえておりませんので、惰性であれ何であれまだしばらくは続けると思います。ペースは落ちていますが、また忘れた頃に覗いてやってください。
たびたび、失礼いたします。新作を読んだので、つい、感想を書きたくなりました。都市伝説(とその恐怖)がうまく伝わってこなかった、というのが、ひっかかりました。あと、それと関係あるのかもしれませんが、男女の会話がすこし、読みづらいような気がして。日記でのように、自然なあふれる感情が会話のなかに見たくて。とこのような、おせっかいなことを書いたのは、たいへん好意をもてる作品だと思ったからです。さいごに近づくにしたがって、主人公の救えなかったという後悔に似た思いにひきこまれました。わたしは、後悔というのはひとを成長させうるものだと思っています。あと、またまたおせっかいですが、「星の王子さま」を引用いたします。「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラの花のために、ひまつぶししたからだよ」労力をほんとうに割きたいひとが見つかりますように。
ベッドの下の~は、都市伝説の怖さというより彼女の態度や行動の無神経さ(怖さ、というよりは、無関心さというか)にフォーカスが当てられたら、と思って書きました。主人公の後悔とか焦燥感とか、そういうものを無造作にぶつ切りにする彼女の態度に少しでも驚いたり、嫌悪感を抱いてもらえればそれでいいのかなと。僕にとって Same Old Story はそういうスタンスでやってきたものだと思っています。なんかこう、注釈付けるのは恥ずかしいもんですね。労力を割きたい人、というのはきっと、僕の労力など必要としない人でもあるんじゃないかと、そんな気がします。あまりに疲れる関係性に飽き飽きしていますが、それなりに何か見出せるような、楽観的観測を。
彼女の態度は、ごくふつうの社会生活を送っている、ごく一般的な人のものに受けとめられました。「足もとを流れる深い川」というカーヴァーの作品を思わせます。ふつうの人の無神経さにスポットをあてるあたり。都市伝説…知りませんでした。ほんとうに、露ほども。もしかしたら、少し具合がよくなくて、テレビを見ていなかったころの話題なのかもしれません。どうりで、わからないはずです。ひまつぶしについては、なにかまた考えついたら、おじゃまします(勝手に)。これからも楽しみにしております。
題名に聞き覚えがあるのに中身が思い出せないので、今日カーヴァーの文庫本買ってきました。村上春樹翻訳のやつです。さて読むのはいつになるやら。都市伝説が流行りだしたのはここ数年くらいのような気がします。ビートたけしがアドバイザーを務める不思議小噺を集めた番組とか、あのへんから結構な勢いで火が付いているように思えます。ここ数年まともにバラエティ見てないので憶測でしかないですけども。僕も暇潰しに何か書いていますので、また時間がありましたらどうぞ。
ド田舎に住んでいたりするのですが、この都市伝説は聞いたことありますテレビのVTRで見て、すごく怖かったのを覚えてます同時にベッドで寝るのも怖くなって、しばらくは床で寝てたりSameOldStoryを一通り読み終えてOtherStoriesを読んでます指輪の行方みたいな感じの話好きですねえやっぱり独特の雰囲気がいいです誓いの味も良かったですけれどもこれって見方によってはホラーにもとれるような男女でそこらへんがキッパリと別れそうです舞姫とかに見られるラブストーリーですね
元ネタはとても有名な都市伝説だと思います。あちこちの小説や漫画や映像メディアでもオマージュの対象として取り上げられていたり、作品の一部として組み込まれていたりします(今回僕が書いたやつのように)。確かに初めて聞いたときにはぞっとする話だと思いました。指輪の行方も誓いの味も今読み返すと好きなのですが、書いた当時は何かと不満があったりとか、今になってはもうこういうのは書けないのかな、と思うこともあります。前者、誰かアニメ化とかしないですかね。観てみたい。他力本願です。