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145 : 新作の感想

後ろ向きなはずなのに、暗い話しなはずなのに、
どこかにイソムラさんのつぎの一歩を感じるような話しでした。

大学時代の、思考実験に似た堂々巡りのやりとりはわたしにも記憶があって、
そんなのを思い起こすからでしょうか。なつかしく。

主人公は彼に消えてほしくないんですよね。
でも、説得する機会すら暇すら与えられずに、薬を飲まされてしまう。そこがせつない。
と同時に、小説があちら側にいってしまわずにこちら側にとどまっていて安心する。

以上、好き勝手なこと書いてきました。読者って身勝手なものですから。

Re:

えっと、つぎの一歩というのは、創作活動における、っていう意味で。

Re:

いなくなるということを生きるとか死ぬとか単純に二分しなかった、ということは、僕にとってちょっと新しいことかも知れません。またその動機が危害を加えるだとか謀るつもりでないということも。書くときは極力読み物として引っかかりのあるような方向を目指してはいますが、結果的に出てきたものは僕の内面を何か、反映しているのかも知れません。
いなくなりたがった彼がどういった辛い体験をしたのかは僕にもよくわかりませんが、ぼんやりとでも消えてしまいたいと思っている人は、昨今少なくないのではないでしょうかね。理屈でなしにそれを引き止めようとする姿が、「こちら側」のことなのでしょうか。そういった感覚で受け止めてもらえたことはとてもありがたいです。

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