monologue : Days.

Days - Log // 2004-01

2004-01-02 Fri.

年末ぎりぎりまで微妙な忙しさだったので、正月という感覚もあまりないまま親戚巡り。甥が結構成長しててびっくりしたりとか。三が日終わってから社会復帰できるんだろうか。

2004-01-03 Sat.

田島昭宇をずっと女性だと思っていた。

2004-01-05 Mon.

わからない人には多分ずっとわからないことなのだけれども、価値のない一日というものは本当にあるんだよ。

2004-01-06 Tue. 嘘日記 「誰も知らない」

酔いがまわって舌がもつれて、それでも言葉は止まらずに次から次へと口をついて出てくる。

「私ね、あなたや皆が思ってるようないい子じゃないのよ。きっと、あなたたちの誰が想像するよりも汚くて惨めな女なのよ」

彼女の言葉はいかにも酔っ払いのそれだったけれど、それでもその言葉の裏には、思い詰めた告白をするときの決断に近いものが聞いてとれたような気がする。

「皆世間知らずなのよ。私のような女を捕まえて持ち上げて」
「でも君は、実際よくやってるじゃないか。どこがそんなに悪い女なんだ?」

彼女は電柱に寄りかかり、確かに性悪女の笑みを浮かべて言った。

「そんなことあなたに教えるわけがないじゃない。私がだめな女だっていう理由は、私だけが知ってればいいの」

彼女の唇が、僕の次の言葉を遮った。

2004-01-08 Thur.

十一月半ばに教授の研究手伝いという名目で働いた給料が、今日になって手元に届く。突然お金を渡されたところで特にあれが欲しいとかないので使い道に悩む。マウスとマウスパッドを新調したい気分なので電器店へ。とりあえず、そういう小物類を目の前にして悩むのは楽しい。

2004-01-10 Sat.

結局、大して悩みもせずにスキャナなんぞを買った。多分、何かに使うだろうと。

2004-01-12 Mon.

スキャナのテスト。

2004-01-13 Tue.

教え子の言葉に最初から懐疑的な眼差ししか向けられない時点で、あなたには人に教える資格なんかありません。先生。

2004-01-14 Wed. 狂言

「それで、今はどんな小説を?」
「いろいろ書いてるんですが、メインは "泣ける話" です」
「それはつまり、書き手の狭い世界観における『こういう場面に出くわしたら感動して泣くだろう』という安直な考察のもとに、それと同程度に安直な "泣ける" 演出を施した既に陳腐と呼ぶしかないような手法で小説をお書きになるということですか?」
「えっ?」
「それとも、そのあまりに陳腐な仕掛けのために書き上げた後で人知れず情けなさから涙し、それでも更新しなければいけないという誰も求めているはずのない要求による強迫観念からアップロードすることが情けなくて再度泣いてしまう、そういう "泣ける" 話ですか?」
「えっ?」

" Honest Interviewer "

2004-01-16 Fri.

今回失敗したからって、次回からそれを繰り返さなきゃ済む話なのに。どうしてあなたはそんなに目くじらをたてて小言と粗探しに精を出すのですか?

と、何度目かの失敗の後につぶやくイメージ。

2004-01-17 Sat.

目が覚めて寒いことに気付いて、カーテンを開けて雪が降ってることに気付いて、ニュースを読んでセンター試験当日だということに気付いて、自分が試験受けたときにも雪が降ってたことを思い出した。

2004-01-18 Sun.

このサイトを見てるほとんどの人には多分どうでもいいことなんですが、お腹が痛いです。あと Blog のリニューアルなんぞに丸一日費やしたりしてちょっと後悔。

2004-01-20 Tue.

冷凍庫に入れっぱなしの食パンを袋から取り出したら、中から雪みたいな氷が出てきた。何かとよくよく観察したら、どうやら食パンそのものの水分らしい。パンは、良く言えばクッキーみたいな食感だった。

2004-01-21 Wed.

米を 1kg 購入。意外に重い。コカコーラのペットボトルの方が重かったけど。

Blog を適当にリニューアルしたら意外にいい感じで、こっちよりちょっと気に入った。「まだリニューアルしないの?」とか言われてやや焦燥感を覚えるのは何故か。

2004-01-23 Fri.

CSS を全面的にいじる。first-letter 使わなければ謎のインデントは付かない様子。

2004-01-24 Sat.

なくしたと思ってた CD が見つかったときの喜びようといったら。

2004-01-25 Sun.

転んだ。ちょっと膝から出血。ズボン無傷。ズボンの強度 ≧ 膝の皮膚の強度。

2004-01-26 Mon. 嘘日記 「力なき僕の姿」

白い息が、うねりを作りながら上昇する。夜の闇に溶けながらそれは、僕の鼻の頭を少しだけ湿らせた。街頭の光も弱くなっている、ように見える。やがて全てが、夜に飲み込まれてしまうのだろうか。身震いをする。

ふいに場違いな音を鳴らす携帯電話。ポケットから取り出したそれは、頼りなげな光で文字を浮かび上がらせて僕に伝言を伝えた。

『今でも、彼女を信じてるの?』

しばらく見つめているとその光は消え、さっきよりも濃くて重い闇が僕にのしかかる。僕を押し潰してしまいそうな、夜の重力。

「当たり前だよ」

僕の一言は弱々しく、けれど遠くまで響いたようだった。

2004-01-27 Tue.

最近の女子高生は電車で携帯でカラオケですか。眉毛剃るんなら毎日描きなさい。

2004-01-28 Wed.

思ったほど一対一でいられないことが、人間関係の難しい理由なんだろう。

2004-01-29 Thur.

Blogブログrubyルビ についてれたのでちょっとためしてみる。やたら行間ぎょうかんいたようにえてあまり格好良かっこよくない。ちょっと SFエスエフ っぽいけど。

調子に乗りすぎ。文字の上に付点のようなものを付ける強調的表現は CSS の仕事ですか。

久しぶりに Opera を起動したらメニューの上部に妙な隙間があることに気が付いたけど、MSIE と Mozilla で大丈夫ならいいやってことでスルー。先が MSIE のスクリーンショット、後が MozillaFirebird のスクリーンショット。

2004-01-30 Fri.

ここ数日なぜかアクセスが単調増加してて、相変わらず海外から間違えて飛んでくる(多分)人も多いんだけど、Unicode で記述したら何となく配慮してるような気分になれるんだろうか、とか考えた。

2004-01-31 Sat.

目が覚めたら午後三時過ぎという荒唐無稽な現実。肩がやけに痛む。

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